運命の糸っていうのは本当にあるのかもしれない!

のこのこさん 年代:30代
高知県
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恋ってなに?

私は20代半ばまで、一度も恋をしたことがありませんでした。

私はもともと人付き合いが苦手で他人への興味も薄く、自分の世界に閉じこもりがちなところがあります。

なので別に恋愛に興味がなく結婚願望もなかったので、友人に彼女や彼氏ができても、自分が焦るという気持ちもありませんでした。

またテレビのかっこいいアイドルや歌手、アニメや漫画のキャラクターを見てかっこいいと思っていたので、二次元や三次元の男子に憧れを持っていて現実の男性を見ていなかったように思います。

そもそも恋をするって感情がよく分からなくて、友人に聞いた恋をしたらこんな風になるって話も半信半疑で聞いていました。

でもそうした感情も一度も持ったことがなかったです。

寄り添うパートナーに会いたい

私は生まれてからずっと岩手県に住んでいました。

自然に囲まれた素敵な街です。忘れもしない2011年3月11日、平穏な日常が一瞬で奪われた東日本大震災が起こりました。

内陸部に住んでいた私は立っていられないほどの強い揺れを感じ、とても怖かったです。

電気と断水の中、家族で身を寄せ合い暖を取りながら乗り越えたあの日々は私の人生観を変える、とても大きな災害でした。

被害が大きかった街の惨状を見て、私は当たり前にくる明日なんてないし生きていることって様々な偶然と必然の中にあるものだということだと感じました。

その中で自分の一生はいつ終わりが来るかわからないなら、一度くらいは恋愛したい。

ずっと一人は寂しいから自分のそばに寄り添ってくれるパートナーという存在がほしいと思うようになりました。

あの日、あの時、あの場所で見つけたもの

私の趣味は一人旅です。ユースホステルを拠点にしながら年に数回、いろんな所へ行っていました。

その中ではここで暮らしてみたいという土地もあったのですが、自分の家族が大好きで側を離れて暮らすなんて私には出来ないと思っていました。

しかし震災後自分がどう生きていきたいのか、何をしたいのかをよく考えるようになりました。

そう思った時このまま実家で過ごしていくのはもったいないと思うようになりました。

自分の行ってみたい土地で生活したい、そうしたら自分の世界はもっともっと広がるんじゃないかと思うようになりました。

そうして以前北海道に行ったときお世話になったユースホステルで、住み込みのアルバイトをすることになり、そのスタッフの中に彼がいました。

住み込みという環境は様々な人間の裏表を知ることができ、その人の人間性がよく見えます。

一緒に生活する中で、一人のスタッフさんがいつも私を助けてくれてその優しさに惹かれていくようになり、気づけば彼と一緒のシフトだとルンルンしている自分に気づきました。

今までにない子の感情を恋だと気づきました。

大切な人

初めて人を好きになって、恋する気持ちに浮かれ毎日がキラキラしていてとても楽しい日々でした。

あの日あの時家を出なかったら、決して出会うことのなかった縁がとても特別なことのように感じました。

彼といると、なぜか自分が当たり前に一緒にいるような不思議な気持ちになりました。

二人っきりでいても心地よい空気を感じ、いつしかこの人と結婚してずっと横で支えていきたいと思うようになりました。

意を決して私から告白すると、彼は私の気持ちに応えてくれてお付き合いすることになりました。

住み込みの職場だったのでお互いのいいところも悪いところもありのまま知っていて交際したので、こんなはずじゃなかったと思うこともなく、今は結婚して一緒に生活しています。

彼に会うまでは恋を知らなかった私が今こうしているのを改めて考えると、運命の糸って本当にあるんじゃないかと思ってしまいます。

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