地域:大阪府
【趣味に没頭しすぎていた】
彼氏がいなかった当時を振り返ってみると毎日仕事終わりに趣味に走っていたからだと思います。
趣味と言ってもスポーツや女性が趣味としてしていたら素敵な事では決してなくて、仕事から家に帰っては漫画を読みまくることでした。
当時の私の仕事場は自宅から自転車で20分ぐらいの場所で、電車やバスを利用するのではなく毎日自転車で会社と家の往復でした。
当然帰りにお茶とかショッピングとかして帰ることもなく一直線に我が家を目指して帰っていました。
かといって帰っても実家だったのでおいしいご飯や、暖かいお風呂は用意されていたのですることもなく漫画を読むようになりました。
しかも恋愛漫画にどはまりしてしまい、ひたすら読み続けて彼氏がいなくてもそれで十分満足していたのです。
【友達に終わってるよと言われてから気づいた】
毎日会社から帰ってきては漫画を読んでいた私は充分満たされていました。
家から出ることもなく話すと言えば家族か会社の同僚ぐらいでした。
そんな満たされていた日々を過ごしていた時に、高校時代からの友人が久々仲良しだったみんなで会わないかと連絡してきたのです。
久々だったので喜んで出かけたのですが、待ち合わせしてみんなと再会した時にびっくりしたのです。
みんな綺麗になってオシャレしていたのです。
ちなみ私はジーパンにセーターでほぼスッピン状態でした。
なぜなら気を使わない友人と会うからわざわざ着飾らなくてもいいと思っていたからです。
私の姿を久々に見た友人達はドン引きし、そして一人の子に説教されたのです。
「あんたそりゃそんなんじゃいつまでたっても彼氏できないわよ。終わってるよ今のあんたこのままだと、一人でのたれ死ぬわよ」と漫画に満たされすぎていた私は女友達にまでドン引きされる様になってしまっていたのです。
確かにこのままでは一人恋愛漫画に埋もれて死んでしまうかもと思い、そうだ彼氏を作ろうと思ったのです。
【友達の紹介で見つけました。】
友達に指摘されて以来、一人で死んでいくのは嫌だ!彼氏が欲しいという思いが強くなって自分磨きをする様になりました。
とりあえず漫画があるからダメなんだ、部屋に置いていてはまた影響されてしまうのですべて物置に封印、それまで来ていた家着のジャージやトレーナーも母に譲ったりなどしました。
服も新たに新着し、化粧品もあれやこれやと揃えて美容院などにも行き、かわいくしてもらいました。
それからしばらくして説教をしてくれた友人に女子としての合格をもらい、コンパをしてくれる事になりました。
そのコンパで彼氏を無事に見つける事ができて、久々の生身の人間と恋ができる様になったので本当に良かったです。
【やっぱり人間がいい】
ずっと漫画の中の彼に恋をしていたので、久々の現実の彼氏は最高でした。
彼がいたのが3年ぶりだったので、手を繋ぐだけでもドキドキしたりして、別れ際が寂しかったり、声を聞くだけでも元気が出たりして毎日楽しかったです。
以前なら自転車で通勤だった為に、会社と家の往復でしたが、自転車でもどこかに寄って彼とのデートに着たい服が欲しくてショッピングしたりするようになりました。
また母には、今まですぐに会社から帰ってきて漫画をニヤニヤ読んでいた娘が女の子らしくなり、彼氏も出来た事によって喜んでもらえる様にもなりました。
あと規則正しい生活をするようになったのが一番良かったのかもしれません。
それまでは休みの日すら1日中漫画を読んでダラダラしていたので最悪でしたが、生活にメリハリがつくようになったので彼氏ができて本当に良かったです。
りなぽん