地域:北海道
仕事・仕事・仕事
30歳手前で憧れていた仕事にやっとの思いで転職して、半年ほど過ぎた頃、同じ職場の先輩とお付き合いをすることになりました。
初めての社内恋愛。うちの会社は社内恋愛が禁止で彼とはこっそり付き合っていました。
その彼がある日突然退職。しばらくはお付き合いも続いていましたが、すれ違いの日々が始まり、ついに別れることに。それから2年、彼と別れた後は仕事に人生をかけていました。
その頃の私は、毎日残業漬けの日々。朝起きて、会社に行って、午前0時を過ぎるまで働いて、タクシーで帰宅をするという日々が続いていました。毎日遅い時間まで仕事なので外食といえば後輩男性と帰りがけに夜中のラーメン。
休日は疲れすぎて外出もせずに一日中自宅でゴロゴロと過ごす日々。
友人たちの誘いも断ることがほとんどで、出会いなんて全く皆無の状態でした。
やばい。わたし、やばいかも。
そんなある日、久しぶりに友人から報告電話が。
「結婚することになったの」と幸せそうに話す彼女。このとき、友人として嬉しい気持ちの半面、せつない気持ち・さみしい気持ちがぐるぐると私の心に生まれ、ハッと気づきました。
今までフリーで女子会していた仲間が、私が仕事に没頭して、恋愛から遠ざかっている間に着々と相手を見つけ、次の「結婚」という次のステップに踏み出していることに・・・今更ながら焦りを感じたのです。
しばらく恋愛から遠ざかっていた現実。もはや、どうしたら出会いあるのか。どうしたら、恋愛対象として見てもらえるのか。究極は「好き」って何?「彼氏」って何?「付き合う」ってどうするんだっけ???
私は「恋愛市場」から、あまりにもかけ離れたところにいたようです。
友人からのお誘い
途方にくれながらも、日常は変わることなく、相変わらずの残業ばかりの毎日が続いていましが、久しぶりに高校時代の友人から数年ぶりに連絡が来たのです。
「高校卒業以来、同窓会って開いてなかったんだけど、やろうと思うんだけど手伝ってくれない?」友人から誘われて、手伝うことを決めました。季節は冬。
12月年末に帰省組も多くいるであろう忘年会という形で開催することになった、卒業後15年を経ての初めての高校同窓会。
その同窓会は20名ほど集まって15年ぶりに再会をしたクラスメイトが多くて、すごく楽しかったです。その中で、高校時代はあまり話したことがなかった彼に、「綺麗になったね」って突然話しかけられたんです。
恋愛から遠ざかりすぎていた私は、どう返していいのかわからずただ、「ありがとう」って笑うだけ。
2次会も終わり、帰り際に彼に再度呼び止められ、連絡先を交換しました。
それから何度か連絡を取り合うようになり、一緒に飲みに行ったり、食事に行ったり、映画をみたりと会う回数が増えていく中で、彼から告白され、再会して2ヶ月後にはお付き合いすることになりました。
変われば、変われる
今まで、時間がないって思っていた毎日が、メリハリのある日々に変わりました。
平日の仕事は残業の日々は変わらないけれど、彼がいると思うだけで、気持ちが楽になりました。
困ったとき、悩んでるとき、辛いとき、頑張ったとき、話を聞いてくれる人がいる。
慰めてくれる人がいる。気持ちを切り替えてくれる人がいる。支えてくれる人がいる。
彼の存在は私にとって必要不可欠になりました。彼も会社員だったので休日も合い、一緒に過ごすことが当たり前になりました。
あんなに出不精だった私を彼がいつも連れだしてくれたおかげで、仕事と休日のメリハリがつき、毎日が楽しいものなり、辛い仕事も、一週間頑張ろうっていうメリハリのはる日々となり、人って一人ではできないことがあるんだなって改めて感じさせられました。