地域:新潟県
忙しさを理由に、言い訳ばかり。
私は大学を卒業した後、地元に戻り就職をしました。
初めは、大学のあるところでの就職を考えましたが、結局は住み慣れた土地で、ふるさとに恩返ししようと決めました。
働くことに不安のあった私は、実家から通うことにし、家賃要らずで楽させてもらっていました。
とはいえ、仕事は大変でした。
早く仕事を覚えようと、毎日必死で仕事していました。
趣味も見つけられなかった私の毎日は、家と職場の往復でした。
そして、たまに友達とご飯を食べに出掛けるくらい。
とにかく、出会いがありませんでした。
自分でも、出会いを探そうとしていなかったと思います。
いつか素敵な人が現れて、お付き合いして、3年くらいしたら結婚するんだろうなぁと変な自信だけはありました。
でも、友達には恥ずかしくて、良い人いないかなぁとか、紹介してとか言えませんでした。
図々しく映って、嫌われたくなかったからです。
自分の年齢を考えるように、、、。
仕事を頑張って、友達とご飯に行ったり、買い物に出掛けたり。
仕事にも慣れてきたら、それなりに楽しい毎日になりました。
幸い、仲のよい友達が地元に何人かいてくれたので、退屈せずに済んだのだと思います。
大学時代の友達とも、たまに会えば学生の頃に一気に戻り、若さを楽しんでいました。
そんな中、友達の中から「結婚します。」の声が聞こえてきました。
それは、大学時代に同級生同士で付き合っていたカップルでした。
大学入学で出会い、卒業して、就職をして、生活が落ち着いてきたので結婚しよう。
自然な流れだと思いました。
彼がいないまま就職した私は、いつか出会えると思っていた素敵な人にも出会えず、気付いたら周りが結婚ラッシュ。
結婚なんてまだまだ、と思っていましたが、出産することも考えると、そろそろ出会ってないとヤバイ年齢かな?と焦りを覚えました。
自分を変える勇気と、恥ずかしがらずに頼る勇気。
出会いがないと嘆いていた私ですが、努力しなきゃと行動し始めました。
まずは、趣味を通して人脈を広げようと思い、バレーボールクラブや手話サークルに通いました。
少し人見知りなので、知らない人に話しかけたり、輪に入っていくのは緊張しましたが、すぐ仲良くなり、知り合いが増えました。
そこで知り合った人から、男性を紹介してもらうことがありました。
結果はお付き合いには至らなかったのですが、紹介だからといって過剰な気を使わなくても良いとわかりました。
紹介してくれた方に申し訳ない、と思いましたが、紹介してくれた方は、結果がダメでも「あらそう、今回はご縁が無かったかね、また今度ね。」とフランクに仰ってくれたからです。
そこから、友達にも「良い人いたら紹介してね」と、恥ずかしがらずに言えるようになりました。
そして、友達から紹介してもらった人と、お付き合いすることになりました。
結婚を目標に。
彼氏か出来てからは、日々の生活にメリハリが出たと思います。
早く仕事を終わらせようとか、次の休みはどこに出掛けようとか、考えることが楽しみです。
紹介してくれた友達とも、グループで遊んだりもしています。
みんな気心知れているので、彼の前でも取り繕うこと無く楽でいられます。
彼や彼女が出来ると、友達と遊ぶ機会が少なくなってしまうこともありますが、幸い、お互いに束縛はしないので、今まで通り友達とも遊べて満足しています。
お付き合いをするときに、「将来結婚する気はあるか」と確認し合いました。
お互い20代半ばに入ろうとしていたので、
ただ付き合うのでは、時間が勿体ないと思ったからです。
お互いに意思確認した上でのお付き合いだったので、性格を理解しようと努力出来ましたし、多少ケンカになっても、建設的に話し合いが出来ました。
お陰さまで、プロポーズをしていただき、両親への挨拶も済み、もうじき結婚することになりました。
出会いは待っているばかりでは来ません。
自分で動いたり、勇気をもってお願いしてみて良かったなと思います。