広島県
やっぱり外見が気になってしまって
高校生の後半から少しずつ体重が増加していきました。
もともと身長も165センチと大きかったうえ、横幅も少しずつ成長したことによって、私の印象は「大女」といったところでした。
性格的なことは自分ではよく分かりませんが、特別ネクラということもなかったと思うのですけど、でも、でっかいなあ、と人に言われる機会が多くなると、だんだんと消極的になっていって、合コンとかの誘いも断るようになり、自分から出会いのある場に出ていくことを避けるようになっていたかもしれません。
自分では彼氏はほしいと思っていたので、そんなつもりはなかったのですけど、結果的には、着る服がない、とか、やっぱり気ノリがしないとかいって、友達の誘いをことごとく断ってきてしまいました。
友達の多くに彼氏ができて、一緒に遊ぶ人がいなくなってしまい・・・
友達からの合コンの誘いをのらりくらりと断っていたら、周囲の友達は合コンや友達の紹介などで、どんどん彼氏を作ってしまいました。
ふと気づくと、それまで一緒に遊んでいた友達の多くは彼氏がいるようになり、それまで私と一緒に遊びに行っていたのが、彼氏と行くようになってしまっていました。
そうなると、私は平日の夜、ご飯を食べに行く人もいなくなり、また、週末に遊びに一緒に出かける人もいなくなり、といった状況になり、ますます引きこもるようになってしまいました。
これではまずい、と思い、何とかしないと、と思って、そこから一念奮起、ダイエットをして、せめて、横幅だけは、でっかいなあ、と思わせるような事がなくなると、もう少し自分に自信がついて、友達の紹介で彼氏を作ることができるかも、と思うようになりました。
結局のところ、頼りになるのは、やっぱり友達だった
ダイエットを少しずつするようになり、体重は標準とはいえなくても、結構見た目的には「大女」の概念からは外れてきたかな、と思うようになってきました。
それまで洋服を買うのも抵抗感があったのですが、新しい洋服を買ったり、顔回りがすっきりと出せるような髪型にすることができたりし、気分的も前向きになってきました。
そうしたところ、偶然友達が彼氏と会っているところに、出くわすことがあり、一緒に食事をしました。
その友達の彼氏が、私に彼氏がいない、ということを知って、私に自分の友達を紹介してくれることになりました。
その彼氏に会ってみたところ、すごく好き、というわけではありませんでしたが、まあ、付き合ってもいいかな、と思えるような人でしたので、付き合ってみることにしました。
その彼氏とは別れたけれど、自分にも彼氏ができるんだ、と自信になりました。
その彼氏とは、しばらくの間交際しました。
もともとすごく好きなタイプというわけではなかったので、ある意味、心のリハビリテーションだったのかもしれませんが、そういえば、彼氏と付き合うってこういう感じだったかも、と懐かしい学生時代を思い出していました。
ただ、その彼氏と付き合いを深めていったら、彼氏の方が独占欲が強くて、だんだんと付き合うことが苦しくなってきました。
すごく好きだったら、それも心地よかったのかもしれませんが、そうでもなかったので、単に苦痛になってきて、うまくいかなくなって、別れてしまいました。
ですが、彼氏と付き合う、ということについて、こういう感じだった、ということを思い出すことができ、次の彼氏を見つけよう、という気持ちもすぐに生まれてきました。
そういう点で、別れた彼氏には感謝しています。