地域:埼玉県
消極的で夢見がちだった私
当時の私はかなり消極的で夢見がちな少女でした。
同じクラスに好きな男の子がいても、コッソリ彼の横顔を見つめては心をときめかせているような少女でした。
なので当然、自分から行動するなんて考えたこともありませんし、告白なんてもちろんありえないことだったんです。
夢見る少女はむしろどこかで「いつか白馬に乗った王子様が、きっと私のことを迎えに来てくれる。」なんて思っていたくらいだったと思います。
なので、こちらから行動を起こさなくても時が来れば、向こうから王子様がやってくるなんて、今から考えると「全く現実をわかっていない」というような、そんなイタイ少女だったんです。
なので当然、そんな少女に彼氏などできるわけもなく、時だけが過ぎ去っていくわけです。
周りの友達に彼氏が
そんな私でしたが、高校に入った頃になると私の周りの仲良しグループの友人達にも彼氏ができ始めます。
最初の頃は気を遣って、彼氏よりも私との約束などを優先してくれたりすることもありましたが、グループ内に彼氏持ちが増えてくると彼氏との約束を優先する友人達が増え、気付けば7人グループだったうちの半数近くが彼氏とのデートで不在になることもしばしば。
結局、彼氏のいない余り者同士で集まっては「私も彼氏ほしい。」と会えば口を揃えてその話ばかりとなったんです。
実際、彼氏のいる友人は日に日に可愛くなり、毎日がキラキラ輝いているように見えて、まるでシンデレラのようだったんです。
なので私もあんなに輝いた毎日を過ごしたい。シンデレラになりたい。と思い始めたわけです。
彼氏が欲しければ行動すべし
彼氏が欲しかった私達がしたことといったら、まずは積極的に男の子がいる場所に出向いたことでした。
どこかの男子校の学園祭があればそのイベントに出向いたり、彼氏のいる子の伝で彼氏の友人達を交えてのパーティー(クリスマスとかお花見など)なんかあれば、そこに顔を出してみたりとか。
とにかく行動あるのみということで、何かしらイベントがあれば友人達をあちこち出向いては男友達をまずは増やしていったんです。
そうやっていくうちに、いつの間にか定期的に集まるメンバーができて、その中でも特に仲良くなった男の子ができて、気付いたら彼氏ができたという感じです。
昔の私みたいに、ただ待っているだけでは王子様なんて現れないんです。こちらだって行動しなくちゃ。
毎日が幸せでキラキラな日々
彼氏ができると不思議なもので世界が全く別のものに見えるんです。
今まで何ともなかった日常全てが本当にキラキラして見えるんです。
とにかく何をするのも楽しい。
今までだったら、こんなの無理とチャレンジしなかったようなことでも不思議とできるような気持ちになるんです。
たぶん彼氏ができたことで、自分に自信がつくのでしょうね。
それとお洒落や美容には今まで以上に気を遣うようになりますね。
少しでも彼氏に可愛く思われたいという気持ちが、今までそういうのも面倒臭いと思っていた筈の私の心を動かして努力へと結び付けるんだと思います。
その結果、私の周りの女友達からも「なんか最近、綺麗になってない?」なんて言われてましたからね。
私自身も日々、輝けていたんです。