地域:北海道
田舎育ちで出会いが無く、人見知りだった
私は地方の村の生まれで、小学校から高校まで1クラスしかない少人数の地域で過ごしました。
周りは幼いころから知っている人たちばかりの環境でした。
その為、周りで恋愛をしているという人もほとんどおらず、自分もそれが自然だと思い込んでいました。
そして、恋愛は漫画や小説でしか知らなかったので、自分の中で夢ばかりどんどん膨らませていました。
それなのに新しい人との出会い、という機会にはほとんど恵まれなかった為、初めての人と話すことが苦手で、人見知りでした。
夢だった大学に進学するため、田舎から都会へ引越し、一人暮らしが始まると、女性の友達は数人出来ましたが、男性とは話すことが出来ませんでした。
周りはどんどん恋愛モードに
私が男性となかなか仲良くなれないまま日々を過ごしているうちに、気づけば早くも周りは恋愛モードでした。
彼氏が出来たと報告してくる女友達や、気づけばSNSに彼氏とのツーショットを載せている高校時代の友人。
彼氏が出来た友人は皆楽しそうでした。一緒に出掛けた話や、プレゼントをした、もらったという話を聞くと私は徐々に焦り始めました。
何より、初めての都会での一人暮らしは、不安も多く、寂しいと感じる日々が続きました。
こんな時、無条件でそばにいてくれる男性が欲しいと思いました。
恋愛がしたいというのはもちろん、男性がいてくれるのは心強く温かいものなのだと思っていました。
私も彼氏が欲しい。そう思っていました。
サークルに参加して見つけた出会い
私は授業などで同級生の男性と仲良くなることは出来ませんでした。
新生活で向こうも緊張している事が明らかに感じられる人か、妙にチャラチャラしていて話しにくい人が多かったのです。
自分でも会話をする努力はしたのですが、なかなかうまくいきませんでした。
そんな時、同級生の女友達に、サークルに勧誘されました。
私はそれに参加することに決め、初めて友人とサークルに行きました。
そこで出会ったのは、今まで接してこなかった先輩という存在です。
普通に生活していると話す機会もないのですが、サークルで初めて先輩と話しました。
男性の先輩は、同級生と違い、落ち着いていてとても話しやすかったのです。
そこで仲良くなったのがきっかけで、その後2つ上の先輩に告白され、お付き合いすることになりました。
不安で寂しかった生活が変わった
私はやっと男性とお付き合いすることができ、寂しい夜は電話したり、会いに来てもらったりということが出来るようになりました。
サークルに参加した後は一緒にご飯を食べたり、毎日が充実しました。
一人で不安で寂しかった一人暮らしも、彼がいることで楽しくなりました。
大学生になって不安だらけだった私に、いろいろな楽しい世界を見せてくれた彼には感謝しかありません。
もう友人の彼の話に焦ることもなくなりました。
それに、通学などの日々のファッションやお化粧にもより気合が入るようになりました。
彼は明るい性格で、引っ込み思案な私を引っ張ってくれます。
同じ大学の先輩として、体験談を交えていろいろ教えてくれることもあり、とても心強いです。
あの時友人に誘われたサークルに参加してよかったと心から思います。