地域:三重県
見た目が地味すぎたことから彼氏ができませでした
私は大学3年生までは彼氏ができたことは一度もありませんでした。
高校生までは学校も校則が厳しくオシャレをするのはご法度であった上、両親も大変厳しく修学旅行で同級生の男子たちと一緒に撮った写真を見ただけでも怒られるくらいでした。
もちろん見た目についても派手にすると悪い男が寄ってくるという理由でオシャレをすることを許してくれませんでした。
高校の時点で彼氏がいないのは友人の中で私一人だったということもありました。
大学生になるとバイトもするようになり都会の大学に行くようになったことから少しでもオシャレをしたいと思ったのですが、ここでも両親が派手な格好をすると悪い恋愛をするようになるといけないということで毎日暗めの色の上下でボトムスはパンツを必ず履くように言われました。
そのため男性にとっては私はとても地味な感じに見えたことから、彼氏が思うようにできなかったのだと思いました。
彼氏が欲しくなりました
高校の同窓会で同級生たちに馬鹿にされてしまったことから彼氏が欲しくなりました。
大学2年生の冬までは彼氏は一切できなかったのですが、成人式の時に行われた同窓会で恋愛の話になりました。
友人たちや同級生は皆彼氏がいたり一度くらいは彼氏がいたことから恋愛話に参加して盛り上がっていたのですが、私だけは恋愛経験は片思いだけだったことから話についていけない状態でした。
いつもはよく話す私があまり話さないのを見て同級生から恋愛をしたことがないのだと悟られてしまい、そこで今の恋愛状況について根掘り葉掘り聞いてきたのです。
私は恋愛について語れと言われても話すことは全くないので彼氏がいないということだけを伝えたところ、同級生の1人が私の見た目が地味だから彼氏などできるはずもないと馬鹿にしたような発言をしたのです。
一緒にいた友人はその同級生に対して言うべきでない言葉だと怒ったのですが、同級生は本当のことを言ったのだから問題ないという趣旨の発言をしてきたのです。
お酒で酔っていた状況とはいえ彼氏がいなくて恋愛をしていない状況をばかにされたことに対してとても悔しく思い、今年中には恋愛をすると心に決めました。
女性らしくなれるようなバイト先を選ぶことにしました
私は大学2年生までは両親のすすめで塾講師のバイトのみをしていましたが、そこでは地味なスーツで仕事をしていました。
派手にしてはいけないという規則は特になかったのですが、両親が塾講師らしい格好をしなければいけないと言っていたことからそれに従っていたのです。
しかし成人式を終えてそろそろ自分で物事を判断しなけれ行けないと思ったことから大学3年生で新たに別のアルバイトをしようと思いました。
新たなアルバイト先に選んだのは地元にあるあるプロスポーツの競技場の裏方の仕事でした。
今までと違い、男性が格段に多いところでアルバイトをすることになったことから自然と女性らしくしたいと思うようになりました。
同僚の女性たちも別にそこで働いている男性やスポーツ選手とお近づきになりたいというわけではなかったようですが、皆同じ学生ながらオシャレをしていたことから自分も同じように刺激されてオシャレをするようになりました。
その頃には両親も私が20歳を過ぎたということで服装や髪型などに口出しをしないようになってきたことから、彼氏を作る絶好のチャンスに恵まれたのです。
彼氏がいないことで馬鹿にされることもなくなりました
新たなアルバイト先で働くようになって2か月ほど経過した頃になると、私が以前とは別人に思われるくらいきれいになったと久しぶりに会った友人に言われました。
その頃から学校やアルバイト先でぼちぼち男性から声をかけられるようになりました。
私は男性が見た目でこんなに扱いが変わるのかと思ってちょっとがっかりしたのですが、恋愛ができるのであれば致し方ないと思っていました。
そしてアルバイト先である男性に会うたびに声をかけられるようになったことから、交際するようになりました。
相手は同い年で若手の職員でした。
見た目は決してイケメンではなかったのですが、仕事では若いながらも気配りのできた内面に優れている男性だったことから今まで交際経験のない私にはかえって適しているのではと思ったのです。
彼氏ができたということでこれ以上は同級生からからかわれることもないと思って安心して同窓会も行けると思いました。
実際その年の夏に行われた同窓会では私の見た目の変貌に皆驚いた上、同級生に恋愛について聞かれたら彼氏がいるということだけ話してそれ以上は話すことはありませんでした。
同級生たちは私をからかう要素がなくなったことから、それ以上は近づいてくることはありませんでした。
彼女たちに馬鹿にされないようにするために彼氏を作ったのではないのですが、前回の同窓会ではかなり怒りを覚えたことからそのような不快な気持ちにならなかっただけでもよかったと思いました。